●TIME LIMIT〜新婚編〜 3●
「東京から来られたんですか?私達もです〜」
温泉から出ると、須本さんが女性達に囲まれていた。
ムッとなる。
私が出てきたことに気付いた彼が、
「ごめんね、彼女来たから」
と女性達に謝って間をすり抜け、私の方にやって来た。
と思ったら手を繋がれて、急いでその場を立ち去る為に早足で階段
一緒に5階まで降りながら、
「ごめんな。嫌なとこ見せちゃったよな…」
と謝ってくる。
「…別に。慣れてるから」
一緒に出かけるといつもそうだ。
カフェやレストランで私がトイレで席を立ち、戻って来た時には彼
外で待ち合わせてる時だってそう。
待ち合わせ場所に着くと、彼はいつも逆ナンされている。
誰もが目を引くイケメンを彼氏に選んでしまったのだから仕方のないことなのかもしれないけど……
(本当は嫌だけど…)
「…ごめん」
彼に後ろから抱きしめられる。
髪にチュッとキスされる。
「俺が好きなのは明菜ちゃんだけだから…一生」
「…一生?」
「うん…一生」
「……」
耳元で「部屋に戻ろうか」と囁かれる。
ようやく5階まで降りて部屋に戻って来た私達。
彼はすぐに鞄から何かを取り出した。
「やっと出来上がったんだ」
――え?
その取り出した何かの正体は――小さな小箱。
その中に入っていたのはもちろん――指輪だ。
「明菜ちゃん…」
「は、はい…」
私の左手を取って、ソレを薬指にハメてくれる須本さん。
そしてまるで物語の王子さまみたいに跪いて――指にキスしてくる。
「明菜ちゃん、俺と結婚して下さい」
感極まるとはこういうことを言うんだろう。
ブワッと勝手に涙が溢れてくる。
嬉しい。
ものすごく嬉しい。
確かに2ヶ月前、彼は『指輪の準備してもいい?』と私に尋ねてく
まさか本当に準備してくれてたなんて――
「はい…、もちろん。喜んで!」
立ち上がった彼の胸に私はぎゅっと抱き着いた。
「須本さん大好き…、私も一生大好きだから」
だから安心してね。
私は一生あなたのものだから。
絶対にどこにも行かないから。
一生傍にいるから。
「…ありがとう」
少しだけ目を潤ませた彼にキスされる。
最初はもちろん唇に。
次に頬に、額に、耳に……
「…ん…須本さん…」
「ベッド…行こうか。もうさすがに限界…、浴衣姿の明菜ちゃん
「え…///」
肩に手を回されて連れて行かれる。
ベッドの上で再びキスをし始めて……体を倒された。
夕食前と同じように首筋にもキスした後、舌を這わして味見してく
胸を揉んでくる彼。
さっきはここまでだったけど、今度は帯に手を伸ばして解かれた。
顕になる浴衣で隠れていた肌に口付けられる。
「…ぁ…っ、…ぁ…ん…っ、は……」
最初は触られてもあんまり感じなかった胸も、この2ヶ月間彼に攻
揉まれて、舐められて、先端を弄られて、吸われて。
でもどれも物凄く優しい愛撫で快楽だけが私を襲ってくる。
もちろん下半身も勝手に濡れてくる。
勝手に腰がくねり出す。
するとすぐに期待する場所へ彼の手が伸びてくる。
割れ目に指を這わされる。
「…は…ぁん……」
下着も脱がされて、もちろん浴衣も既にベッドの下に落とされてい
私だけ裸なのは何だか恥ずかしいので、須本さんの帯に手を伸ばし
解くとすぐに顕になる肌。
羽織状態になった浴衣は邪魔なのか、彼は脱いで同じように床に落
そして体温を感じるように肌と肌を重ねてきた。
(温かい……気持ちいい……)
人肌の温もりがこんなにも気持ちいいなんて、彼と体を合わせるよ
服を着てる時とはまるで違う。
体中でキスしてる気分になる。
もちろん実際に私の体中のあちこちに、引き続きキスを落としてくる
あまりに優しい口付けに…すごく愛を感じる。
と思って油断してると痛みが走る。
「…ん…っ」
またキスマークを付けられてしまった――今後はお腹に。
もちろん舌も這わされる……どんどん下に。
太ももはヤバい…、めちゃくちゃ気持ちいい。
「ひゃ…っ、やだ…っ」
ついには何と秘部にまで這わされて、さすがにちょっと抵抗する。
でも、男の人の力ってすごい……びくともしない。
全然敵わなくて、次第に私は諦めてされるがままになった。
「はぁ……ダメ…、ぁ…っ、…ダ…メ……」
指でクリを弄られて、溢れ出てる愛液を舐められて……更には秘部
恥ずかしさと気持ち良さで訳が分からなくなる。
しかも限界を迎えて上り詰める直前で解放されるというSっぷり。
「も…意地悪……」
「一緒にイきたいからね」
ちょっと待ってて、と耳元で囁かれる。
ゴソゴソとゴムを装着し出した。
「…ね、須本さん。結婚したら…子供はどうする?」
「もちろん欲しいよ。でも、先に明菜ちゃんが大学を卒業する方が先かな
「じゃあ…だいぶ先?」
「そうなるかな。就職して1年くらい経ったら作ろうか。看護師長
「ふふ…そうだね」
準備を終えた彼が私の元に帰ってきた。
入れる前にもう一度私を抱き締めてくる。
左手を取ってキスしてくる。
「絶対に幸せにするから…」
「うん…ありがとう。もう充分幸せだけど…」
「まだ序の口だから。これから先一生をかけて…絶対に」
「ありがとう…」
甘いキスが落とされる。
この人に選ばれてよかった、選んでよかったと心から思えた。
一生付いていこうと思った。
きっとこれから色んな困難が待ち受けていると思う。
でも、きっとこの人と一緒なら乗り切れる気がした。
「――…は…大好き…、須本さん…」
「うん…、俺も…」
入口を合わせた彼が、一気に私の中に押し込んできた。
途端に快楽が襲ってくる。
「…ぁっ、ぁ…ん…っ、ぁ…っ」
胸と同じで、こっちも回数を重ねるごとにより感じるようになって
むしろ気持ち良すぎて頭がおかしくなりそうだ。
さっき上り詰める寸前まで来ていた私の下半身は早くも限界がやっ
「も…ダ…メ…」
すると更にスピードを上げて打ちつけてきた。
もう訳がわからなくなる。
頭が真っ白になって――ドクンと私は脱力した――
「…はぁ…、…は…」
「……は…」
彼の方もグッタリと私に体を預けてくる。
「はぁ…好き…須本さん」
「うん…俺も大好きだ…、愛してる…」
視線を合わせた私達はもう一度キスをして。
プロポーズ後のエッチの余韻にしばらく浸ったのでした――