●SUMMER VACATION 15●





「進…藤……」



ファスナーを中途半端に下ろすと、ズレたドレスから露になる胸。

ブラもめくり上げて―――直に揉んでみた。


「舐めてもいい…?」


耳元で囁くように言うと、真っ赤な顔で頷いてきた。


「――ぁ…ん」


可愛いピンクの乳首にキスをしたあと口に含んだ。

舐めて転がして吸って……刺激を与える度にビクッと反応してくる。

屈んでるの疲れてきて、ベッドに腰掛けた。

目の前の胸に口は集中しながらも、手は腰にお尻に移動させていく――

ドレスの裾から手を忍ばせて、ふとももからお尻……お尻から彼女の一番大切な場所へと触れた――


「濡れてるな…。感じてる?」

「や……だって」


もう立ってられないみたいで、オレに体を凭れさせてくる。

そのままベッドに倒し――邪魔なドレスや下着も脱がした。

オレの方も素早く脱いで、既に大きくなった欲望を彼女のお腹に押し付けるように覆いかぶさった――


「触って……塔矢」

「え……」


塔矢の右手を取って――握らせた。

ゆっくりと彼女の手を使って扱いていく――


「すげ……気持ちい…」

「固い…ね」

「入れてもいい?」

「え…」

「うそ。まだ勿体ないよな」


塔矢の下半身にも手を伸ばすと、お互いの性器を触りあってる状況に更に興奮してくる。

本当は口で舐め合いたいところだけど、まだちょっと早いかな…なんて。

ある程度準備万端になったところで、彼女を俯せにした。


「……ぁ……―」


背中を舌でつたっていく――

腰にまで舐めた後―――お尻を持ち上げた。


「ひゃ……」

「後ろから入れるから」

「え…?」


既に入口に押し当てた肉棒を、一気に奥に押し込んだ――


「やっ…ぁ…っ、ぁん…っ」

「は…っ…塔…矢」


まるで動物の交尾。

ひたすら腰を振って…その動きに合わせて彼女の体も揺れた。


「ぁ…っ…も…う……っ」

「ん……オレ…も」

「――あ…ぁ…っ」

「……っ…く」


出した途端に締め付けられて、まるで精液を絞りとられる感じがした。

抜くと垂れてきた白い液体。

指で掬って…荒い呼吸で半開きになってる彼女の口に入れてみた。


「ん……苦…何これ」

「何だと思う?」

「………」


回らない頭で少し考えた後、ようやく分かったみたいでオレを睨みつけてきた。


「進藤って…変態?」

「えー?普通だって」


上からぎゅっと抱きしめて…頬や耳に何度もキスをした。


「今夜…あと何回出来るかな」

「僕は明日フライトなんだ。欠伸なんて失態絶対に出来ないから…ほどほどにしてくれ」

「ん…分かった。明日の夜もさせてくれるなら……いいぜ」

「………」



結局朝方まで絡まりあってたオレら。

翌朝塔矢が必死に化粧でクマを隠そうと頑張ってたのは言うまでもない―――













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