●STUDY 1●





AIが人間を超えたのは、俺がプロ試験に受かった頃だっただろうか。

以降、プロ棋士の間ではAIを使っての研究は当たり前になっていた。

特に序盤の研究においては必要不可欠。

だから俺は今日も朝からPCに向かい続けていた。


でも、疲れを知らない人工知能と違い、俺ら人間は頭を使いすぎると普通に疲れてくる。

「ちょっと休憩するか…」

とコーヒーを入れることにした。


マグカップ片手にPCの前に戻って来た後は、気分転換にネットサーフィンすることにした。

もちろん一番始めに開けるのは決まって棋院のHPだ。

他の棋士の対局結果や対局予定を見たり、棋戦の進行状況をチェックする。


(進藤君、今週本因坊リーグなんだな…)

(あ、王座戦の最終予選のトーナメント表出てる。俺は3月かなぁ…)


次に新聞社の記事やコラムをチェックして。

お気に入りに入れている日参してるサイトの更新状況も一通り確認する。

もちろんYouTubeも見る。

最近は棋士の何人もが配信を始めたりして、これがなかなか面白い。

特に解説系の動画は自分が大盤解説に入った時の参考にもなる。


――でも

休憩の為にネットサーフィンしてるはずなのに、結局は囲碁に関係のあるページばかり見てしまって……更に疲れることも多々ある。


「……」


そして人間疲れすぎると、どうしても癒しを求めてしまう。

まぁつまり、ちょっとエロいサイトを見ちゃう訳だけど。

大阪への遠征と研究会で、3日くらい彩ちゃんに会えてないせいもあるのかもしれない。


(溜まってるのかなぁ…)


カチカチとそういうサイトを巡っていく。

画像だけじゃなく、動画が映し出されるともちろんちょっと気になって指が止まる。

他の女なんか興味はないはずなのに……普通に興奮するし、見入ってしまう俺がいた。


(すげ…)


一部分でも彩ちゃんに似ているところがある人は、特に気になって見てしまった。

同じ髪型だったり。

顔立ちだったり。

貧乳だったり。

そして――女子高生だったり。



「京田さん、何見てるの?」

「??!!」


いきなり後ろから声がして振り返ると――彩ちゃんがいた。

もちろん俺の顔は真っ青の真っ赤になる。


「あ…彩ちゃん……何で……」


時計を見るとまだお昼の1時。

いつもなら4時を回らないとやって来ない為、完全に油断していた。


「今日からテスト期間だから昼までなんだ♪」

「そ、そうなんだ……」

「で?京田さん何面白そうなモノ見てるの?」


ニマニマした彼女が俺が開いていたエロサイトを覗いてきた。

もちろん即座に閉じようとしたが、彩ちゃんにマウスも奪われて阻止される。


「京田さんってJK好きなんだね〜」

「そ、そういうわけじゃ…。このページはたまたまだよ…」

「そうなの?制服プレイとか興味あるのかと思った〜」


当たり前だけど、学校帰りの彩ちゃんは今制服姿だ。

わざと彼女がスカートをギリギリ見えない高さまで上げてくる。

でもって

「京田さんが興味あるなら、今日は制服のまましてもよかったのに…」

と耳許で囁いてくる。

その瞬間に俺の理性はどこかに行ってしまった気がした。


「あ…京田さん?」


彼女の腕を掴んで即座に寝室に引っ張って行った。

そしてベッドの中央に押し倒す。


「――……んん……っ、…ん……」


濃厚なディープキスを繰り返しながら、早から胸を揉んでいく。

今までは制服がシワにならないようすぐに全て脱がしていた。

でも今日は制服プレイということだから、ほぼ脱がさずにすることする。

ボタンを少しだけ外して、ブラをずらすと露になる彼女の胸。

その先端に俺は舌を這わした。

チロチロと彼女が好きな触り方をする。


「……ぁ…っ、京田さ…ん…」


しばらく弄っていると、彩ちゃんの下半身がくねり出した。

連動して下も溢れてきてるんだろう。

手を伸ばすと、濡れ濡れもいいとこだった。

いつもならもちろん指で触りまくるところだけど。

今日はもっと彼女に感じてほしくて、俺は下半身に移動した。

下着を脱がした後、脚を開かせて割れ目に舌を這わした。


「――…ぁ…っ、…やだ…、…ぁんっ…」






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