●SLAVE U 3●





「そろそろきて…進藤」

「な…なぁ、付けていいよな?もちろん…」

「だーめ」

「………」


避妊することも許してくれなかった塔矢。

しぶしぶ生で挿れて、狭い処女の膣を奥までゆっくりと進んでいった。

めちゃくちゃ…キツい。

にしても…何とも思ってない女としてるのに、普通に勃つし普通に気持ちいいと思ってしまうオレって…異常?

でも、気分的には最悪。

こいつ…マジで最悪だ。

こんなことして…どうなるのか本当に分かってるのか?

下手したら子供が出来るんだぞ?

………くそっ。



「―……っく」


それなりに動いてたら自然と襲ってくる射精感。

ギリギリのところで抜いて――彼女のお腹の上に出した。

ムッと口をへの字に折り曲げてくる。


「何でこんな所に出すんだ!」

「は…顔にかけられたかったのか?」


バシッと左頬を叩かれた。

いってぇ……


「やり直し。今度はちゃんと中に出して」

「冗談だろ…?」

「早く。でないとどうなるか…分かってるよね?」

「……くそっ」


くそくそくそくそくそぉ!!!


萎えた自分の分身を強制的に復活させて、再び彼女の中に押し込んだ。

今度は容赦なく激しく突いてやる。

なのに、出したばっかだから当然次はなかなか出てくれなくて。

結果的に女を喜ばすことになる。



「―……ぁっ、…あ…ぁっ…ん、…ぁ…っ―」


いつもは興奮する女の喘ぎ声も今は耳障りなだけ。

もう聞くのに耐えられなくなって塞いでみた――キスで。


「……ん……っ…」


でもそれが塔矢を更に喜ばせたみたいで、オレの背中に手を回して…ぎゅっと抱き着いてきた……


「進藤……好き……」

「……」

「ずっと…好きだった……」

「……」


…うるせぇよ。

これが本当に好きな男にとる態度かよ。

オレはオマエなんか大っ嫌いだからなっ!!!




「―…あぁ…っ」

「…ぅわ……きっ…つ…、…く…」


塔矢がイったのと同時に中が急に狭くなって…締め付けられた。

当然耐えられなかったオレは中に溢れさせて…撃沈。

最悪最悪最悪マジ最悪。

こんなに後味の悪いセックスは初めてだ!

もう泣きそう……



「あ…まだ抜かないで」

「は?」

「キミと…まだ繋がっていたいから…」

「……」


勝手にしろ!と、オレは力を抜いて…塔矢に体を預けた。

まともに体重がかかってるからかなり重くて辛いはず…なのに、彼女の表情は何か満足げで。

ぎゅうっとオレの胸に更に抱き着いてきた。


「…ずっとキミとこうしたかった…」

「……ふぅん」

「でもキミは不満そうだね…」

「当たり前だろ…こんなの」

「笑って?」

「……」

「笑え」

「…はいはい」


引き攣った作り笑顔で笑ってやった。

でも、気に入らなかったみたいで頬を抓られる。

痛い……



「…ねぇ、年増のどこがいいんだ?」

「…どこだっていいじゃん」

「男の人って…若い女の子の方が好きなものだろう?」

「人それぞれなんじゃねーの?」

「子供だって産めないし…」

「だからイイんじゃん。避妊しなくても出来る心配ないし」

「…最低」

「最低なのはオマエだろ!これで子供出来たってオレは知らないからな!」

「キミの子供だよ?」

「知るか!」


…と言っても、もし本当に出来たら、コイツはどうせオレを脅して認知どころか結婚まで求めてくるだろう。

くそっ!これだから若い女は嫌いだ!!


何としてでも昨夜のデータを見つけて抹消してやる!!











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