●ROOM SHARE 8●
『付き合ってほしい』
進藤に僕を独り占めしたいと言われた僕は、嬉しさで涙が出そうだった。
独り占めもなにも、僕にはもともとキミしかいないよ。
これで、キミも僕だけのもの?
「進…藤…」
「塔矢…」
ベッドに横たわって見つめ合う僕ら。
近すぎてお互いの心臓の音がよく聞こえる。
少し手が震えるぐらい緊張してる。
お互い初めて。
でも、初めて同士だからこそ、一緒にこれから前に進んで行ける嬉しさがある。
間違ってもいいよ。
失敗してもいいよ。
二人で一緒に大人になろう―――
「……ぁ……」
パジャマのボタンを外されて……直に胸を揉まれた。
裸を見られるのって結構恥ずかしい。
胸を揉まれるのって結構気持ちいい。
うそ…舐めるのか?
吸うなんて反則。
噛むのは駄目だ。
ちょっと痛…っ。
「……ん…っ…」
口と左手は胸に集中してるものの、右手がお腹をつたって脚に移動してきた。
内股を触られると何だかこそばゆい。
あ…ダメダメ。
そんなところ……
「…脱がすな?」
「……うん」
耳元で甘い声で囁かれると、首を縦に振るしかなかった。
パジャマのズボンを引き抜かれる――
「…ね、電気消さないか?」
「恥ずかしい?」
「うん…」
「分かった」
一度ベッドから降りた進藤は、ドア横のスイッチを押した。
途端に真っ暗になる部屋。
目が慣れてくるまでこれはこれで怖いかも…。
何やら服が落ちる音がしたから、進藤もパジャマ代わりのジャージを脱いでるんだと分かった。
再びベッドに上がって、僕の大事な部分に優しく触れてきた。
「……ぁ…」
下着の上から擦られるだけでもくちゅくちゅといやらしい音がして、恥ずかしさに顔が真っ赤になった。
隙間から入ってきた指が直に触れて……弄られる。
「ん…っ……ぁ…っ」
気持ちよさに頭がぼーっとしときた頃、下着も抜き取られ……脚を大きく広げられた。
暗いとはいえ、この無防備な格好は恥ずかしいし怖い。
「……や…っ」
指が……入口を探してる。
愛液が溢れ出てるからバレバレで、遠慮気味にそうっと…中に入れられた。
「……ん…」
「痛い…?」
「…まだ…平気」
自分でも信じられないぐらい濡れてるから、そんなに痛さは感じない。
でも、今が限界。
続いてもう一本入れてこようとしたけど無理で、痛さで進藤の体を少し押してしまった。
「塔矢…」
一度下半身から手を離した彼は、僕の体を抱きしめ――頬や首に優しくキスしてきた。
進藤の重み……すごく安心する。
でも大きくなった彼のものが、下着ごしとはいえ下半身にあたって……
こんな大きくて硬いもの、絶対に無理だと思ってしまった。
…でも、進藤と一つになりたい。
一緒に大人になりたい。
その想いが自然と彼の背中に手を回していた――
「……ぁ…っん」
再び下半身に手を伸ばしてきた。
上の方を弄られると妙に気持ちいい。
最初はゆっくりだったのが徐々に擦られるスピードが上がってきて――
「や…っ、進っ…ど、待っ…て」
頭が何も考えられなくなって…真っ白になって――
「――あ…ぁ…っ」
ドクンと、僕は指でイってしまった。
「…は…ぁ…はぁ…」
「塔矢、可愛い」
そんなことを耳元で言われて、恥ずかしさに一瞬殴ってやろうかと思った。
でもそんな暇は与えてくれず、今度はもう少し下の秘部を弄ってくる。
さっきより緩くなったのかな?
二本入れられても、確かに痛いけど、無理ではない。
中で掻き回されるとジュプっと濃厚な音がして……
出し入れされる度に擦られる気持ちよさが僕を襲った。
「…あ…、…は…ぁ…」
またイくかも……と思った瞬間、指を抜かれた。
「塔矢…」
「ん…?」
「挿れてもいい…?」
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