●DO-SHITSU 3●
どうしよう…。
夢みたいだ…。
あの塔矢と…キスしてるなんて――
「―…ん…っ…」
すごく温かいし…柔らかい…。
気持ちいい…。
更に深く唇を合わせて、間から舌を入れてみる。
少し口内を舐めてみると…塔矢も舌で返してくれた。
すげー嬉しい…。
「んっ…ん…っ…」
お互い何度も唇を押しつけて、貪りあう。
「…ん…っ…、は…ぁ…」
離すと、塔矢の息が頬にかかって…熱い…。
唇を今度は首筋に押しつけて、そのまま舌を這わして胸までいってみた。
「…あ…っ…ん」
塔矢の口から出る喘ぎ声がたまらない…。
もっと…もっと聞きたくなる。
胸を手で揉みながら、硬くなったピンク色の先をいじってみた。
噛んだり…舌で舐め回してみたり…吸ってみたり…。
「…や…っ、…あ…」
少し震えながらも感じて…どんどん体温が上がっていってるのが分かる。
目も涙ぐんで…すげー可愛いかも…。
「……」
塔矢の腰に手を回して、そこで結ばれている紐を一気にほどいた。
上半身だけ曝されていたのが、それによって下半身もよく見えるようになった。
少し体を持ち上げて…腕を通して浴衣を全部脱がし、下着にも手を掛ける。
「―…あ…」
塔矢が少し恥ずかしそうに顔を横に背けたので、もう一度唇を合わせてみた。
「―…ん…、進…藤…っ」
唇を離すと、そう名前を呼ばれて…胸が熱くなる…。
「…塔矢、少し脚開いて…?」
「…う…ん」
従順な所がまたすごく可愛い…。
少し開けられた脚の膝頭を持って、更に開け自分の体を挟めさせた。
そして既に立ち上がっているそれに触れてみる―。
「―あ…っ…、や…」
オレの体を押して、嫌がっているように見えるけど…、手に力が入ってなくて、本当はどうしてほしいのかすぐに分かる。
手で揉んで、刺激を与えながら…徐々に上下に擦って煽っていった。
「…あっ…ん…」
「塔…矢…」
太股のあたりに唇を押しつけて、舌でその部分まで刺激を与え、口の中に含んだ。
歯を当てないように、唇と舌と手で煽っていく。
「やっ…あ…っ…」
口の中でそれがどんどん変化してるのが分かる。
「塔矢…一度出しとくか?」
「え…?…あっ」
口を離して手で更に念入りに押し上げていく。
塔矢の呼吸がますます早くなって行って―
「進…っ…、もう…っ…」
先から出た。
「あ…はぁ…は…ぁ…」
体の力が抜けた所で、今度は少し奥の部分に手をかけた。
「やっ…」
少し濡れているそこの回りを掻き回して、少し指を入れてみる。
「―…あっ…」
塔矢の体がまた強張り出した。
もう一度前を触りながら、後ろの方も徐々に探ってみる。
すげー熱い…。
「―ん…、あ…っ…」
いてもたってもいられないらしく、膝を閉じようと締め付けてきた。
「塔…矢っ」
肘で少し抑え付けて固定して、動きが止まった所でまた刺激を与える。
「―…あ…っ」
少し指を動かす度に敏感に反応して、顔を右に向けたり左にしたり、ぎゅっと唇を噛み締めて我慢している。
一度手を抜いて、塔矢の頬にキスをした。
「お前…そんなにしてると切れるぞ」
そう言いながら舌で唇を割って入れて、口を開けさせた。
口付けをしたまま、また奥に指を押し入れる。
そろそろいいかな…と2本目を入れると、また塔矢が反応してオレの肩にぎゅっと力を入れた。
「…ん…っ、ん…」
キスで口が塞がっているから、もどかしそうに唇を動かしている。
「…は…、あっ…」
唇を離したとたんまた喘ぎ声が発せられて…たまらない。
隣りの部屋って誰かいたような…と思いながらも、もっとこの声を聞いていたくて手が止まらなかった―。
「―…あ…ん…」
指が3本入って、馴染んできた所で全部抜いてみた。
「塔矢…ゆっくり入れるから、力抜いてて…」
「…う…ん」
掠れたような声で答えてきたので、もう一度だけ軽くキスをしてから体勢を整える。
先を当ててゆっくり中に入れていった。
「…く…っ」
だいぶ慣らしたと思ったけど、やっぱりキツいな…。
「…っ、痛…」
「あ、ごめん…」
少し体を引く。
出来るだけ平行に入るよう脚を持ち上げて体を浮かせた。
「…んっ…」
少し沈める度に痛そうな声を上げて、どうしたらいいのか分からなくなる。
塔矢が眉間にしわを寄せながらも、じっと耐えてくれてて…その姿が愛しくてたまらない…。
「塔矢…好きだ…」
頬にキスをしながら何度もそう告げた。
「うん…僕も好きだよ…」
笑顔でそう言われていてもたってもいられない―。
「もう少しだけ…我慢してくれるか…?」
塔矢を早く貫きたくて仕方がない…。
「うん…―」
手を回してオレの肩にしがみついてきた。
首にキスをして、また徐々に深く埋めていく―。
「…ん…っ…あ…」
全部入れて、そのままじっとしてると塔矢が更にしがみついてきた―。
「…進藤…もっと…」
「…うん」
体を揺らすスピードを早めて、塔矢を突き上げていく。
「―あ…ん…、あ…っ…」
気持ちよさそうに喘いでいる声を聞くと安心する―。
オレもすげー気持ちいいし…。
体が止まらない―
「あ…っ…う…ん…」
念入りに激しく動かしているうちに、再び塔矢の先から熱が出て―
オレの方も塔矢の中に放った―
「はぁ…はぁ…」
お互い息を整えながら、唇を何度も合わせて―
すげー幸せだ…。
塔矢の中から出して、体を布団の中に埋めてやった。
まだ少し涙目なのも、髪が乱れてるのもすげー可愛い。
オレの方をじっと見て、隣に寝るように促してきた。
「塔矢…」
たとえ明日の朝、正気に戻ったオマエが何を言おうが…絶対もう離さない―。
もうオマエはオレのものだ―。
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