●NEW FIRST-STAGE SERIES 4●





精菜が手を引っ張って、僕をベッドに連れていく。

ベッドの中央に、精菜がちょこんと座って、そんな彼女に向かい合って僕も座る……



「アレ未満って……何だよ?」

「分かんない?佐為もこの前ちょっとしようとしたじゃない…」


精菜が僕の手を取って…自分の胸にあてた。

着物越しとは全然違い、セーターの上から触れた胸はすごく柔らかい。

手が勝手に揉み始める……



「……ぁ……」



小5の精菜はもちろんまだブラなんて付けてないから、直に柔らかさを感じる。

でも、もう付けてもおかしくないほど十分成長してきてる気がした。


「な…、直接触ってもいい?」

「うん…」


セーターを上に捲ってくれて、露になったその乳房に、もう一度遠慮気味に触れる…。

柔らかくて、スベスベで、温かくて。

揉めば揉むほど自分の理性がどこかに行ってしまいそうになる。


「精菜……」


僕は彼女の身体をベッドに倒して、唇にキスを落とした。


「……ん…、ん…っーー」


最初から舌を絡め合う大人のキスをして、でも手は相変わらず胸をまさぐっていて。

どうしよう。

本気でどうしようと悩む。


精菜の言う『アレ未満』とは、もちろんセックス未満ということだろう。

まだ小5だから最後までは出来ないけど、ちょっと触るくらいならいいよってことなんだろう。

でも、そんなの女の発想だと思う。

ちょっとでも触ってしまったら、男は我慢出来なくなる。



「……ぁ…佐…為…」


口へのキスを解いた後、僕は少し下がって、今まで手が触れていた胸に顔を移動させた。

舌で先端を舐めて、でもって吸ってみる。

これには精菜も流石に身体を強ばらせて、ぎゅっと目を閉じた。


「は……佐…為…」


精菜が僕の髪を引っ張ってくる。

止めてほしいのか、もしくはもっとしてほしいのか。

おそらく後者。


「ん…なんか、こそばゆい…」

「ふぅん…」


回りを揉みながら先端は口で弄って。

でもって僕の手は、次第にお腹の方に…下半身の方へと伸びていく。

よりによって今日の精菜はスカートをはいていて、少し捲ればあっという間に侵入を許してしまう。

下着の上から擦ると、ビクッと膝が動いた。


「…ぁ…ダメ…」

「なんで?挿れる以外はしてもいいんだろ…?」

「それは…そうだけど…」


下着の上から指で攻めて、次第に湿らせていく。

でもって下着の隙間から指を中に入れた時には、かなりぬるぬるとイヤらしい液体が溢れてきていた。


「何か…めっちゃ濡れてるな」

「だって…っ」


精菜が恥ずかしそうに手で顔を隠した。

しばらく掻き回した後、少しだけ指を入れてみる。


「……っ……」


痛いのか恐いのか、精菜の眉間にシワが寄る。


「痛い?」

「だって…初めてだもん…」

「……」


初めてだもん――何だかすごく意味深な台詞に、僕も少し赤面した。



……やばい……



これ以上触ってたら、本当に挿れたくなってしまう。

流石にそれはまずいので、僕は精菜から身体を離した。



「佐為…?」

「ありがとう精菜…。でも今日はこのくらいにしようか…」

「え…、でも…いいの…?」


チラリと精菜が僕の下半身に目を向けてくる。

当たり前だけど、もう張り裂けそうなくらい反応している。

もう後戻りは出来る状態じゃないことは、自分が一番分かってる。

帰る前にトイレ借りなきゃな…とか密かに思っていると、精菜が

「私の太もも使う…?」

とか言ってきて耳を疑う。


「え…、ど、どこでそんな知識付けたんだよ…?」

「え…マンガ」


マンガ?!一体どんなマンガだよ?!エロ本か?!


「タイトル忘れたけど、彩に借りたやつ…」


彩??


「最近の少女マンガってすごいんだよ…佐為」

「そ…なんだ」

「普通にエッチしてるマンガたくさんあるし…」

「……」

「女の子結構みんな積極的だし…」


そう言いながら、僕のズボンのチャックに手を伸ばしてくる。

でもって僕のモノに抵抗なく触れてくる。


「精菜…」

「私は佐為に満足してもらいたいの。私、どうすればいい?」

「……」


これが小5のセリフか?とも思ったけど、女の子はやっぱり成長が早いのだろうか。


「じゃあ……太もも貸してくれる?」

「いいよ…」



まさかこんな日が来るなんて思ってもみなかった。

大事な彼女に挟んでもらって、擬似の出し入れをするなんて。

自分がイクところを見られるのも恥ずかしかった。


「……は…ぁ…」

「佐為…気持ちよかった?」

「……そりゃ、まぁ…」


最後は彼女のお腹で果てて、ティッシュで拭った。

精菜が僕をぎゅっと抱き締めてくる。



「ごめんね…あと4年も我慢させて」

「精菜…」

「いつでも触っていいからね。私何でもするから…。だから…」



浮気しないでね。

心変わりしないでね。

約束して――と精菜が真剣な表情で訴えてきた。

こんな表情をさせてしまって申し訳ないと思う。


「うん…しないよ、絶対」



最後にもう一度、僕達は約束の甘いキスをした――












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