●LITTLE GIRL FRIEND 50●





いざその時が来ると…やっぱり緊張する。

もう一度僕の下半身に触れてくる彼。

ほどよく緩んだ後、脚を目一杯広げられて――その場所にあててきた。


「アキラ……」

チュッと、頬にキスされる。


「アキラのこと…一生大事にするから」

「…それ、プロポーズみたいです」

「そう思ってくれてもいいよ。それぐらいの覚悟がなきゃ…出来ないことだし」

「………」


あてられていた進藤さんのものが、少しずつ…入ってきた。


痛…っ…――


想像以上の痛みに、ぎゅっと進藤さんの体に抱きつく。


「大丈夫か…?」

フルフルと頭を横に振った。

「…止めようか?」

もう一度、今度はもっと激しく振る。


「痛い…けど、今すごく嬉しいから…平気です。進藤さんにプロポーズされちゃった…」

「本気だよ。アキラが18になったら結婚しよう…」



……18……



「…あの、どうして18なんですか?16でも出来るのに」

「棋士としてのアキラの為だよ。本当は18でも早いくらいだし」

「棋士としての…僕の為?」

「オレ、結婚したら避妊する気ないからな」

「……できちゃいますね」

「そ。だから少しでも遅い方がいいだろ?でも、あんまり遅いのはオレも我慢出来ないしさ。晴れてオレとアキラが結ばれることが犯罪にならない歳が一番いいのかな〜って、オレは思ってる」

「………」

「それまでに何としてでも上に行くよ。先生に許しも貰わなくちゃならないしな」

「……分かりました。待ちます。…18まで」

「うん。…で?どんな気分?」

「え?」

「全部入ったけど♪」


え?!


話してる間も少しずつ進めていた進藤さん。

やだ…気付いたらすごい奥で彼の存在を感じる。


あれ?でもあんまり痛くない…?


「動いてもいい?」

「あ…はい」


OKすると、遠慮気味に進藤さんは出し入れし始めた。


「―…ぁ…っ」


中が擦れる度に、また指とは違う快感が僕を襲ってきた。

すごい圧迫感。

突かれる度に勝手に声が上がる。


「ぁ…んっ、あ…っ、あぁ…っ―」

「は…アキ…ラ…っ」

「進…ど…さんっ…、…ぁ…っ」


進藤さんの声も苦しそうだった。

気持ちいいのに、苦しくて。

やめてほしいのに、続けてほしくて。

セックスって不思議。

次第に汗ばんくる進藤さんは…ちょっと素敵。

もう我慢出来ないみたいに、スピードをどんどん上げてくる。


「…ひゃ…んっ」


また胸も揉んできて、今度はむしゃぶりつくように吸ってきた。


「あん…進藤さ…ん…っ」

「アキラ…っ」

「ん…っ――」


唇を合わせて、無我夢中で舌を絡めあった。

どうしよう…すごく気持ちいい。

すごく嬉しい。

心も体も一つになれて、重なって。

今まで近くにいたようで遠かった進藤さんを、やっと手に入れた感じ。

掴まえた感じだ。


もう離さない。

離れない。

このまま一生進藤さんと一緒に―――



「ぁ…っ、あぁ…ぁっ…――」


再び上り詰めた僕は、イった後も進藤さんにしがみつくようにギュッと抱き着いていた。

進藤さんの方も息が荒い…


「はぁ…、やばい…オレ今すっげぇ嬉しい…」

「僕も…です」

「責任…取るからな」

「進藤さん…」


もう一度、今度は軽くキスをして。

余韻に浸りながら気持ちを確かめ合った。



「好きだよ…アキラ」

「僕も…大好きです」



どうかこの幸せが、ずっと続きますように――











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