●続・CHANGE 1●
※アキヒカ子というか、ヒカ子アキです。苦手な方はご注意下さい〜
●○●○● SIDE:RUKIA ●○●○●
私、塔矢ルキア。
12歳の中学一年生。
内緒だけど、私には父親が二人いる。
アキラパパとヒカルパパ。
二人ともちゃんと私と血が繋がってる正真正銘の父親。
え?パパが二人なのにどうして私が産まれるのかって?
それはもちろん例の薬のおかげ。
一粒で家が買えちゃうぐらいの値がするこの性転換の薬は、男を女に、女を男に期限付きで変えてくれる不思議な薬。
アキラパパは17歳の時にこの薬を飲んで女になって、私を産んでくれた。
ちなみに20歳で上の弟を、24歳で下の弟を出産した。
アキラパパはヒカルパパのことが大好き。
ヒカルパパもアキラパパのことが大好き。
愛には性別は関係ないみたい。
でも、知ってるんだ。
ヒカルパパは本当は女の時のアキラパパが好きなんだ。
弟達を産む前、一年くらい女だったアキラパパに、ヒカルパパは四六時中ベタベタして、それこそ毎晩のように求めてた。
小さい頃はパパ達と一緒に眠ってた私。
あの頃はよく分かってなかったけど、今思うとエッチしてたんだな〜って。
私もいつか彼氏が出来たらするのかな?
何だかドキドキしてきた。
ま、それはさておき、今年の始めに大事件が起きた。
ヒカルパパがまたしてもアキラパパに薬を飲ませようとしたんだ。
当然抵抗したアキラパパ。
激しいバトルの末―――なんと薬がヒカルパパの口に入っちゃったんだ!!
NEXT