●My BROTHER, My SISTER 12●







アキラが風呂に入ってる時、オレは近所のコンビニまでひとっ走りしてきた。

もちろん、例の避妊具を買うためだったんだけど――





「―…あ…っ、い……進っ…―」

「大丈夫か?」

「ん…、…あ…ぅ…」


久しぶりのセックス。

でも、過去に経験したものとは丸っきり違っていた。


「アキラ…っ」

とオレが彼女の名前を口にすると、

「進…っ藤…」

と彼女も返してくれて。


何度も何度もキスをしながら、徐々に体を深く埋めていく愛情の篭ったセックスだった。

女の初めてがどのくらいの痛さなのかは知らないけど、見た感じ痛さより嬉しさの方が勝ってるみたい?

オレも、嬉しいよ。

やっとアキラを手に入れられた。

一つになれた。




「好きだ…アキラ」

「ん…っ、僕…も」

「すげ…気持ちいい」

「う…ん、僕…も…」

「ホント?いい?」

「うん……――…ぁ…っ」


オレが突く度に彼女の口から可愛い声が漏れる。

汗ばんでる顔もすごく可愛い。

エッチ中のアキラの表情って、こんななんだ。

まだオレしか知らない顔に、ちょっとだけ優越感を覚えた。

ううん、一生オレしか知らなくていい。

オレも、もう一生アキラだけでいい。




「―…ぁ…ん、ぁ…っ、あ…ぁ…っ…」


アキラの脚を持ち上げて、更に激しく出し入れしていった。

奥の奥、子宮にまであたる。


「ぁ…ぅ、も……う…」

「イきそう?」

「う…ん……ぁ…っ」


アキラがオレにしがみついてきた。

肩に口を押し付けて、声を殺してる。


「……ぅ…」

「ん……きっ…つ」


体が痙攣して、中がきゅうっと締まった。

やっべぇ…マジで気持ちいい。

良すぎる。


でも、オレは結構持続力はある方。

上り詰めて、ぐったりと甘い吐息を吐く彼女に、遠慮もなく再び動き始めた。


「ぁ…進…藤、まだ…」

「ダメ。今夜はオマエを寝かせないって決めたもん」

「や…ぁ…」


口では嫌って言いながらも、体は正直っていうか、アキラも再び快楽に浸りだした。

初めての痛みはもうないのかな?

じゃあ、ちょっとだけ好きなように動かせて貰おう…



「―…あ…っ、やっ、進…っ…ど、…激…し…っ…」

「―……は…っ…」


オレがイク為に、無我夢中に腰を動かしてみた。

相変わらずこれって体力使うよな。

明日は筋肉痛…かも。



「も……だ…め…っ」


再びイったアキラに合わせて、今度はオレも上り詰めた。

ぐたっと、彼女の上に倒れ込む。



「は……アキラ…」

「なに…?」

「30分…休憩してい…?」

「いいよ…30分でも1時間でも……朝まででも」

「朝はやだ。まだ足りないもん…」



まだまだ足りない。

もっとアキラと繋がりたい。

一つになりたい。




せっかく5個入り買ってきたんだし。

全部使ってしまおうかな。

なーんてな♪










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