●BEFORE&AFTER 8●





夢にまで見た塔矢とのエッチ。

余裕ぶっこいてるけどオレも初めて。

ちゃんと出来るか不安になりながら……彼女を布団に倒した――



「…アキラって呼んでもいい?」

「ん…いいよ」


電気を消した真っ暗な部屋。

ホント手探り状態だったけど、目が慣れてくるとこいつの表情も余裕で見える。

枕の端を掴んで、オレの動きにただ喘いでる塔矢。

恥ずかしそうに…気持ちよさそうに、でも苦しそうに善がる。


「―…あっ、…ぁん……あ…――」


標準な大きさだけど形がいい胸。

さっき同様、無我夢中で吸って…弄りまくった。


「…は……ぁ…っ、ん…っ…――」


ドキドキしながら下半身にも手を伸ばす。

すでにかなりヌルヌルしてて、オレの指を簡単に飲みこんじまうぐらい。


「気持ちいい…?」

「や…っ、あんまり…動かさないで…っ」

「分かった」

と言って更に奥まで入れて掻き回したり。


「あ…ぁ…っ…」

「アキラの中…熱くて気持ちいいな」

「や…ん、…もう…知らない…」

「舐めてもいい?」

「……え?」


塔矢の脚を膝を持って思いっきり広げた。


「えっ?!やだっ…そんなとこ…!」


顔を近づけると手で隠されてしまった。


「ちょっとだけ。な?」

「………」


ゆっくりと彼女の手を動かし―――舌をはわした。


「や…ぁ…――」


塔矢の一番大事な部分の味見。

クリを舐め回してみたり、あの場所へ指じゃなくて舌を少し入れてみたり。

ますます濡れてきて、喘ぎ声も普段のコイツじゃ考えられないぐらい可愛らしくて色っぽい。

オレの下半身も見たことないぐらいに興奮して、正直…もう我慢の限界。



「アキラ……」


挿れてもいい?と目で訴えた。

いいよな?

結構広がったし、オマエの気持ちも今がピークだろ?


頷く代わりに目を閉じて…覚悟を決めてくれた。


「好きだよ…アキラ」

「うん…」

「オマエの初めて…もらっちゃうな」

「…責任取って、最初で最後の男になってもらうから…いいよ」

「…マジ?」


最初で最後ってことは……この先一生オレとしかしないってことだよな?


それってつまり………結婚?


「いいのか?」

「……うん」

「本気にしちゃうぜ?」

「いいよ…」

「………」


ああぁ、ダメだ。

いいよって簡単に言うけど、コイツ今完全に平常心がぶっ飛んでる。

正気に戻ってからちゃんとプロポーズしよう。

とりあえず今はエッチが先だ。


布団の下に隠してあったゴムを手に取った。

片手で付けながら……塔矢の首筋に何度もキスをする。


「アキラ…好きだ」

「……ぁ……」


先を彼女の入口に当てた。

濡れまくってるとはいえ、やっぱり処女。

狭くてなかなか入らない。


「――…っ…」


さっきまでの表情とは一変して、苦しそうに我慢している塔矢。

入れては戻して…を繰り返しながら徐々に進めといく。


「大丈夫…か?」

「ん……」

「もう少しだから…」

「……ぁ……―」


…やばい。

気持ちいい。

今まで体験したことのないこの狭さと熱さ。

おかしくなりそうだ。


「アキラ……」

「進…ど…」


一つになったオレら。

何度も何度も唇を合わせ、幸せを噛み締めた―――














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