●REVENGE おまけ7A●





6人で行った温泉旅行。

そこで金森さんが西条さんと行ってると聞いた時からずっと興味があったラブホ。

いつか京田さんと行きたいとずっと思ってた――








「……ん……、んん…っ、…ん…」


挿入された舌に舌を絡められて、深くて濃厚なキスをされる。

同時に胸もまさぐられて、服の隙間から侵入してきた彼の手に服を捲られる。

背中のホックも外されて、露になった乳首に舌を這わされた。


「ぁ…ん…」


体中を舐められていく――さっきまで見ていたAVとまるで同じだった。

チラリとまだ点いたままのテレビを見る。

そこに映されていたのは、女の人が男性の性器を口に含んでる姿。

恥ずかしくてビックリして思わず視線を逸らしてしまった。

でも気になってすぐにもう一度見てしまう。


(ああやって舐めるんだ…)

とちょっと勉強になった気がした。


少女マンガにはあんまり出てこないけど、BLとかには必ずと言っていいほど出てくるそういうシーン。

マンガだけだと詳しい仕方までは分からなかったけど、AVで実際にしているところを見るとよく理解出来る。

ちょっとだけ……ちょっとだけ、実践してみたくなった。

私のお腹に舌を這わしながら、指で下半身を弄っている彼の髪を引っ張った。


「…彩ちゃん?」

「ねぇ…京田さん。私もアレ…してみたい」

「え…?」


京田さんがテレビの方を見た。

映し出されていたフェラシーンに、彼が固まる。


「えっと……」

「ダメ?」

「う、うーん……ダメではないけど…」

「じゃ、京田さんも脱いで?」

「……うん」


私も既に素っ裸。

そして彼も全部脱いで素っ裸になった。

既に苦しそうなくらい反応して大きくなってるソレを……私はそっと握った。


「固いね…」


そしてゆっくりそこに口を近付けて――口に含んだ。

舌で傘の部分を舐めてみる。


「……は…彩…ちゃん…」


AVの見よう見まねでしてみる。

次はどうすればいいんだろう…と、もう一度テレビに視線を向けると、今度はまたすごいことになっていた。

性器を舐め合ってるのだ。

これが恐らく69という奴だろう……

私の動きが止まったので、京田さんもテレビに視線を向けた。

もちろん彼もちょっと驚いているみたいだった。


「……彩ちゃん、アレもしたい?」

「え?!うーん…どうだろう…」


そりゃちょっとは興味はあるけど…と。


「じゃ、してみる…?」

「え?!」


京田さんがベッドに横になった。

私に上に乗るよう手招きしてくる。

私はドキドキしながらテレビみたいな体勢になってみた。

目の前の彼のモノにもう一度手を伸ばすと、いきなり下半身に温かい感触を感じて飛び跳ねる。


「や……京田…さん」


でも手で戻されて、ペロペロと舌で舐め回されて弄られる。

明らかにもういつもの彼ではなかった。

きっともう理性とか崩壊してるんだろう。

私も一応負けじと再び彼のモノを口に含んだ。

でも下が気になって気になって気になって……全然集中出来ない。

気持ち良すぎて集中出来ないのだ。

何これ何これ何よこれ…!


「……ぁ……はぁ…ん、……は……」


しばらく舐められた後、彼の動きが止まる。

どうしたんだろう…と見て見ると、彼はテレビを見ていた。

私も見てみると――テレビの中の男女はとっくに本番の真っ最中だった。

しかも正常位ではなく……バックから……


「京田さん……」


体を起こした彼が、ベッド脇に予め用意されていたゴムの一つを取って、装着した。

でもって私の背後に回ってくる。


「…いい?」

と耳元で甘く囁かれる。

「う、うん……」


OKすると直ぐ様彼は後ろから挿れてきた。

しかも最初から容赦なく激しく突かれる。


「――ぁっ、ぁん…っ、あぁ…っ」


勝手に声が漏れる。

でもどんなに大きな声を出しても誰にも迷惑がかからない。

そこはラブホのいいところだな…と、ふと思った。

普段彼の部屋でする時は、やっぱり多少は隣の部屋のことを気にしてしまうのだ。

声を殺してしまうことも多いのだ。

でもここだと好きなだけ喘げる。


「……ぁっ、京…田さん、後ろばっかは…やだ…ぁ」


お願いすると、繋がったまま体を回された。

向き合って正常位になる……


「彩ちゃん……」

「――…んん…っ」


キスで口を塞がれる。

塞がれたまま、激しく何度も何度も突いてくる。


「……んっ、…んんっ」


舌を絡め合って無我夢中で貪り合って、下半身も同じく無我夢中で動いてくる。

もう訳が分からなくなる。

気持ち良すぎて何度も意識が飛びそうになる。

頭が真っ白になって、絶頂に導かれる。


「――……あぁ…っ」

「……く……っ」


お互いほぼ同時に達して……ぐったりと脱力した。

荒い呼吸を繰り返した後、ふと目が合う。

我に返った京田さんは、直ぐ様恥ずかしそうに視線を逸らしてきた。

そんな彼が可愛くて、くすっと笑ってしまった。


「京田さん大好き…」

と彼の胸に抱きついてみる。

「彩ちゃん…」

「どんな京田さんも大好きだから安心してね…」

「うん……俺も。どんな彩ちゃんでも好きだよ」

「えへへ…ありがとう」


私達は抱き締めあって、少しばかり休憩することにした――








結局その後もイチャイチャし続けて、3時間は余裕で過ぎてしまった。

とりあえずフリータイム終了間際の17時前に精算して部屋を出た。



「京田さん、初めてのラブホどうだった?」

「はは…」

「私は楽しかったよ♪またたまには行こうね!」

「……いいよ」



京田さんの腕にぎゅっと手を絡めて、私達は来た道を帰って行ったのだった――








―END―








以上、彩と京田さんのラブホ初体験話でした〜。
ちなみにちょっと休憩した後、またAVを参照に色んな体位を試してみたそうですよw
でもって仲良く二人でジャグジー風呂に入って、そこでもイチャイチャしたそうですよw

でもってちゃっかり精菜に報告する彩です!

「精菜聞いて〜京田さんとラブホ行っちゃった♪」
「え?!彩ったら本当に行ったの?!」
「うんvv超楽しかったよ♪精菜もお兄ちゃんと絶対行った方がいいよ!」
「……」

(行けるものならとっくの昔に行ってるわよー!!(涙))

と直ぐ様怒りの告げ口LINEを送る精菜。

『佐為聞いて!彩が京田さんとラブホ行ったって!』
『マジで?!』
『私達もいつか行こうね!』
『そうだな…精菜が18になったらな』

(18かぁ…まだまだだなぁ…) ※精菜はまだ15歳(高1)です。

と残念に思ってると、もう一行LINEが送られてきます。

『それより来月の14日は久しぶりに精菜んち行ってもいい?』と。

更にもう一行。

『緒方先生が天元の挑戦者になってくれて最高だよな』と。

そうです!8月に緒方先生は天元の挑戦権を獲得していたのです!
でもってその五番勝負の第一局が来月の14日に北海道で行われるのです!
13日は木曜でお互い手合いが入ってるからダメだけど。
14日は二人ともフリー、金曜だからもちろん精菜の母も仕事で帰りが遅いのです。

(やったー!!放課後佐為と久しぶりに私の部屋でイチャイチャ出来るーvv)

『もちろんいいよ♪楽しみだね♪♪』

と返信する精菜なのでした〜。



でも。



前日が手合いということは、当然翌日は補講があります。
しかも佐為も精菜もタイトル戦で学校を休みがち。
受けれる時にドバッと補講の山が…。
フラフラになりながら19時くらいに佐為が緒方家に到着すると、精菜も帰って来たばかりでまだ制服姿だったり。
精菜に会えたら途端に元気になる佐為ですw

「先に着替えてもいい…?」
「もちろん。制服脱ぐの手伝ってあげるよ」
「え……///」

でもって服を着る前にベッドに押し倒しちゃう佐為なのでした〜。
ちなみに精菜のベッドで最後までエッチするのはこれが初めてですw
うっかり普通にゴミ箱に捨てちゃったので(しかも数回分)、次のゴミの日に怜菜さんがビックリするのですよw
ちなみに天元戦は結局第5局までもつれるので、5回ラブラブなひと時を過ごすことが出来たそうですよvv
チャンチャン。