●PLEASE 3●
「ん、分かった。じゃあ時間もないし、さっさと始めるか」
「う…うん」
「制服…はスカートだから別に脱がなくても出来るけど、着たままするか?」
「うん、出来るなら…そっちの方が恥ずかしくないし」
「了解。じゃあベッドに横になって?」
「う、うん」
ベッドに体を乗せると、進藤も足下に続けて乗ってきた。
「下着は邪魔だから脱がすな?」
「うん」
スカートを捲られ、下着に手をかけて…脱がされていった。
ベッドの柔らかさを直に感じる…。
「足、出来るだけ開いて?」
「うん…」
言われた通りに開くと、いきなり進藤の手があそこに触れてきた。
「きゃっ…」
そうっと全体を擦られる―。
「つか、もうかなり濡れてんですけど…」
「そうかな…?」
「うん…かなりぐちゃぐちゃ」
確かに彼の言う通り、感触だけでなく音からもその濡れ具合が分かる。
すごくイヤらしい音が聞こえる…。
「あ…、…ん…―」
指の動きに感じて…居ても立ってもいられず、上半身をベッドに下ろした。
「あっ……―」
指が入ってきて、思わず体をくねらせた。
弛めるように中を探られている。
「やぁ…っ―」
すぐに数が増やされ、甘い声が上がった。
どうしよう…。
指だけでもかなり気持ちいいかも…。
息がどんどん荒れてくる―。
「―ん…っ…」
また数が増やされて、だいぶ慣れたところで全部抜かれた―。
「…じゃ、挿れるから」
「うん…」
彼がズボンのチャックを下ろし、中からそれを取り出した。
立ち上がってるそれは…想像していたのよりも大きい…。
痛くないかな…?
そっと入口に押しつけられ、胸が恐怖と期待で高鳴った。
「あぁ…っ―」
一気に押し込まれ、驚きと痛さで腰が引けた―。
「や…っ!痛いっ…」
「力抜けって!」
言われた通り徐々に強張りを解いていくと――何となく充実感というか気持ち良さが込み上げてきた―。
「…ぁ…ん…―」
どうしよう…。
本当にすごく気持ちいいかも…。
「塔矢…動いてもいい?」
「うん…―」
返事をすると、すぐに進藤は体を動かし始めた。
「やぁっ…―」
何度も何度も突き上げながら出し入れを続けてくる―。
「あぁ…っん…―」
あっという間に気持ちは上りつめてしまった。
「はぁ…は…ぁ―」
進藤の方も達したのか、彼も熱い息を吐いている。
「塔矢…どうだった?」
「…ん、すごく良かったかも―」
「オレも」
へへっと笑って、ゆっくり引き抜いてくれた。
「…ごめんね、こんなことしてもらって。ありがとう」
「いや、話を持ち掛けたのはオレだしな」
ベッドから下りて、彼は服装を正し始めた。
僕も体を起こし、下着を穿いて制服の乱れを直す。
「一応一局打つ?」
「そうだね」
「んじゃオレ先盤な。お願いします」
「お願いします」
打ち終わるとちょうど7時を回ったところだった。
「じゃあお邪魔しましたー」
「また明日棋院でな」
「うん」
玄関から出ようとしたら、いきなり腕を掴まれた―。
「あ、あのさ。すごく重要なことなんだけど…」
「え?なに…?」
進藤の顔が少し気まずそうに下を向いている。
「その…今日のさ、結構衝動っぽかっただろ?だから…アレ付けれなくて…」
「ああ、そういえば…」
「だからさ、次…生理がきたらオレにも教えてくれる…?でないと不安で眠れねぇ…」
「いいよ。真っ先にキミに教える」
「ありがと…」
苦笑いする進藤が少し可愛く見えて、何だか意地悪してみたくなった。
「一ヶ月経っても来なかっても教えるから。その時は責任とってね?」
「え?あー…うーん…、そう…だな―」
「キミの方が誘ったんだから当然だよね?」
「わ、分かってるって!」
少し青ざめて焦ってる進藤はますます可愛く見えた。
いつも自信たっぷりの彼が焦ったり慌ててるところを見れただけでも、今日は大きな収穫があったと言えるかもしれない。
ま、一番の収穫はあれだけどね。
協力してくれた進藤には感謝だ。
一週間後には予定通りちゃんと生理は来たし、取りあえず一件落着。
ま、出来ちゃっててもそれはそれで面白い展開になってたかもしれないけどね。
僕って思ったより楽天家かもしれないな―。
でもそれも一つの発見だよね。
―END―
以上、エロ本話でしたー(笑)
色々痛い話でごめんなさい…。何書いてるの…私…。
今回のテーマはずばり「アキラの方からお願い」(笑)
いや、途中ヒカルものりのりでしたが…。
未知の世界に興味津々、何者にも物怖じしない、気になることがあったら即解決!なアキラを主人公にしたらこんなことになるんですね…。
AVでもよかったんですが、それは前に普通のヒカアキの方でやっちゃってますので、今回は本で!
制服のまましたのは私の時間の都合上(笑)
キスでさえ書くのが面倒くさかったので全ての前戯を省かしていただきました。(おーい…)
つか、ヤリ終わったら即碁打つんかい!気持ちの切り替え早えーな、お前ら!
でも愛が全然感じられない話なので……ヒカアキとしては微妙ですね。
次はラッブラブなのが書きたいなぁ〜(遠い目)