●COLD●
あー寒い。
寒い寒い寒い。
12月に入った朝。
オレはあまりの寒さに中々布団から出れずにいた。
くそ、先月まで暑いぐらいだったのに。
何で12月になった途端こんなに気温が下がるんだよ。
耐え切れずエアコンのリモコンに手を伸ばしたところで、部屋のドアが開いた。
「進藤、いつまで寝ているんだ。今日は朝から研究会があるって言ってなかったか?」
塔矢がベッドの前までやってきた。
その目は冷たく、今にも布団を剥がされそうだ。
「進藤?起きてるならさっさと起きろ」
「…分かってるよ。でも寒くて…」
「だらし無い。そんなだから昨日の手合いも負けるんだ」
「それは関係ねーだろ!」
「いいから早く起きろ。朝ご飯が冷める」
「……」
再びキッチンに戻ろうとした塔矢の腕を掴んだ。
そのままグイッと引っ張って、彼女を布団の中に引っ張りこむ。
「し、進藤!」
「寒くて無理。塔矢温めて?」
下からぎゅっと抱きしめてやった。
塔矢の頬がたちまち赤みを増す。
「あ、朝っぱらから何を考えてるんだキミは!」
「オマエの方こそ何イヤラシーこと想像してんの?オレは温めてって言っただけだぜ」
セーターの端から手をしのばせ、彼女の腰を直に摩った。
「冷たっ…」
そのままどんどん上に、背中全体をまさぐる。
邪魔なブラのホックも外してみた。
「ちょっ…、進…っ」
「ご希望通り、ちょっと朝の運動しよっか」
「だ、誰の希望だ…っ」
「もちろんオマエ。こんなに乳首固くしちゃってさぁ。最近ご無沙汰だったから寂しかった?」
ブラごとセーターをめくりあげ、胸をもみもみ揉んでやった。
口では意地はって否定ばっかしてるけど、体は正直っていうか。
塔矢の胸の先は直ぐさま反応しだす。
「……ぁ……」
「その声反則…。研究会に遅刻したら塔矢のせいだからな…」
「なに言って……ぁんっ」
朝はただでさえ元気な下半身なのに。
更に重さと固さを増した息子を彼女の体に擦り付けた。
うう…ヤバい。
もうヤバい。
久しぶりなのはお互い様ってことか。
こんな時にスカートなのはめちゃくちゃ好都合。
直ぐに指で中の状況を確かめた。
「…いい?濡れてるし…」
「…ん…」
オレも必要な部分だけジャージから出して、直ぐさま中に押し込んだ。
「あ……進…ど…」
「すっげ…温かい」
下半身が熱くなると、体中がポカポカしてくる気がした。
もちろん汗をかくほどじゃないけど。
というか、汗が出る前に撃沈しちまったけど。
「…やべ、久しぶりだったから…」
「…どうしてくれるんだ。僕もこれから棋院に行かなきゃならないのに…」
「ん…とりあえずもう一回な。後のことは終わってから考えようぜ」
塔矢と同棲して初めて迎える冬。
オレらは肌を合わせて暖を取ることを覚えた。
―END―
以上、アキラさんで暖を取るヒカル君でした〜(笑)
ここのところ寒いですよね。
やっぱり12月って感じ><
ますますアキラさんにベタベタくっつくヒカル君が目に浮かびますなぁ〜v