●CHRISTMAS おまけ3●〜京田視点〜
もともと名人戦が終わったら、彩ちゃんにプロポーズするつもりだ
後はどういうシチュエーションにするか悩んでたわけだけど、彩ち
そしてクリスマスイブにプロポーズに成功し、その晩をホテルで過
更に進藤先生にも無事結婚の許可を貰えて、自分の家族にも彩ちゃ
そして1月5日の今日、一緒に区役所に婚姻届を提出し、俺らは正式に夫
「3月までお世話になります♪」
「こちらこそ。よろしく」
新居のマンションが完成するのが3月の為、それまで今俺が住んで
今日から。
つまり今夜は――初夜だ。
俺は今夜、この5年と8ヶ月間……交際を始めてからずっと思ってたことを彼女に打
「は〜やっと片付いた。あんまり荷物持ってこなかったけど、結構
「そうだな…」
お互い風呂にも入って、既にパジャマ姿だ。
彩ちゃんがベッドで携帯を触ってた俺の傍にやってくる。
「京田さん…、今夜は初夜だねぇ…」
彩ちゃんもベッドに上がって、意味深な言い方をしてきた。
もちろん今すぐ押し倒して初夜を楽しみたい気持ちは山々だけど。
でもその前に、俺はついに打ち明けた。
「…あのさ、今後の呼び方なんだけど」
「あ、そうだよね。いつまでも京田さんじゃおかしいよね」
「うん…」
「じゃあ今後は昭彦さんって呼んでいい?」
「いいよ」
「じゃあ昭彦さんは…、私のこと何て呼んでくれるの?彩ちゃんの
この5年8ヶ月、進藤先生に遠慮してずっと呼べなかった。
俺はずっとこう呼びたかったんだ――
「彩……って呼んでもいい?」
「もっちろん!私もずっとそう呼んで欲しかったんだから♪」
彩ちゃんが…いや、彩が嬉しそうに俺に抱き着いてくる。
俺も抱き締め返す。
「彩…、これからよろしくな。一緒にいい家庭を築いていこう」
「うん…昭彦さん、一緒に幸せになろうね」
15歳の時、初めて彩と出会ってから11年。
俺らはついに夫婦になった。
何でも相談し合える、温かい家庭を築いていければと思う――
―END―
以上、ずーーーっと彩と呼び捨てにしたかった京田さんが、ついに叶えた瞬間のお話でした〜(笑)
ヒカルに遠慮してずっと呼べなかったのです。
でも付き合い始めた直後から携帯の登録は『彩』でしたからね!(密かな抵抗)
でもおそらく今後もヒカルの前じゃ、ちゃん付けで呼んでると思います。
とりあえずは二人きりの時限定で(笑)徐々に広げていく感じで。
きっとこの晩は朝方までイチャイチャしたものと思われます!新婚だからね!しかも初夜だからね!